FIVBビーチバレーボールワールドツアー資生堂グランドスラム横浜大会(7月20日〜26日・横浜市みなとみらい21地区臨港パーク特設会場)に出場していた町田市出身の溝江明香(さやか)選手は、西堀健実選手とペアを組み、ベスト16に輝いた。
リオデジャネイロ五輪に向け、世界を転戦している西堀健実・溝江明香組(トヨタ自動車)。FIVBワールドツアーランキングは33位(7月20日現在)とビーチバレーボール日本女子でリオ五輪に一番近い存在。
日本で初開催の世界最高峰のグランドスラム大会。世界のトッププレイヤーが競うこの大会で、国内で無敗の西堀・溝江組は地元開催のプレッシャーを感じながら、一次リーグでゴリカネク・ヒュベリル組(スイス・同ランキング31位)に2―1で勝利。初戦で硬さが見られたものの、自分たちのペースを取戻し、初戦を白星で飾った。
続くパタ・マタウアトゥ組(バヌアツ・同35位)は2―0で快勝し、決勝トーナメント進出を決めた。リーグ最終戦はボーデン・クランシー組(オーストラリア・同5位)に0―2で破れた。
トーナメント一回戦は、ロシアのウコロワ・ビルロワ組(同19位)と対戦。第1セットは16―21で落としたものの、第2セット以降は粘りながら着実に得点を重ね25―23、15―13でセットを連取しベスト16に駒を進めた。
ロシア戦後、「グランドスラム大会でここまで勝ち進めたのは初めて。表彰台に上りたい」と意気込んだ。
ベスト16が決定した西堀・溝江組は、ベスト8を賭けて、世界ランキング1位のアガタ・バルバラ組(ブラジル)と対戦。グランドスラム大会で優勝した経験を持つ世界ナンバー1のペアを相手に、セット序盤は一進一退の攻防が続いたが、徐々に離され第1セットは12―21、第2セットも12―21で敗れた。地元開催のグランドスラム大会は9位タイの過去最高の成績を残した。
試合後、「練習試合でも対戦したことがない初めての相手。相手の早いペースに飲まれてしまい、自分たちのペースに戻せなかった」と試合を振り返った。そして、「次の対戦の時には、絶対に勝ちます」と意気込んだ。溝江選手は「日本の皆さんの応援のおかげで、ベスト16になることができました。こんなに楽しい大会は初めてです」とファンに向けて笑顔で話していた。
今後も、リオデジャネイロ五輪出場に向け、西堀・溝江ペアの世界を舞台にした挑戦は続く。
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