成瀬台のお祭り「なるせだいまつり」が25日・26日、成瀬台公園で行われた。子ども会や町内会、クラブなど地域の団体の出店が並ぶ同祭。ステージ発表も行われ、2日間で8000人以上の来場者が訪れる。
真剣な表情でお囃子曲「いんば」を披露、会場を盛り上げたのが「成瀬囃子連ジュニア」=写真。成瀬中央小と成瀬台小の児童14人が有志で集まり、江戸から地域に伝わる郷土芸能「成瀬囃子」を守ろうと練習を重ねている。指導する成瀬囃子連の代表・山内眞木さんは「やっと芽がでてきた。ただ演奏を覚えるのでなく、子どもたちが楽しんでやってくれるのが一番」と成長の姿を喜ぶ。
当日の衣装は初めて袖を通した「自分専用の半纏」。
これは地域の商店会、成瀬商友会(小山優会長)から寄贈されたもので子どもたちは大喜びの様子だった。「地域のことだからね。みんな孫みたいなかわいい地元の子だし、励みになれば嬉しい」と小山会長。
メンバーの高齢化による伝承者の減少が問題となっている成瀬囃子。「ジュニア」の活動開始初期から積極的に参加、今年3月に小学校を卒業後、晴れて成瀬囃子連の中学生メンバーになった平本虎之介くんは「新しい曲を覚えるのが難しいです。でも練習の成果を発表するのは楽しいし、なにより成瀬囃子を終わらせたくない」と話していた。
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