町田市民病院(近藤直弥院長)は今月1日、小学生を対象に「夏休み子ども病院見学会」を開催した。普段見ることのできない病院の仕事を実際に体験しようと、市内の小学4〜6年生の40人が参加した。
この見学会は町田市民病院が、子どもたちに医療の現場を体験してもらうことで、医療を身近に考え、地域医療に興味を持ってもらおうと企画した市民講座の一環。当日は90人以上の応募の中から抽選で選ばれた40人の児童が4つのグループに分かれ、手術室、栄養科、放射線科、検査科、薬剤化、看護部、リハビリ科、ME機器センターを順次周り、それぞれ見学や体験を行った。
手術室では、鶏肉を使い、電気メス・超音波メスやステイプラーという縫合器で実際さながらの手術体験を行った。普段できない経験に緊張の面持ちで「オペ」に臨んだ本町田小5年の桐田朱璃さんは「肉が焼ける臭いが印象的だった。思ったより縫合するのが難しかった」と感想を述べた。
他にも栄養士やリハビリの仕事をクイズ形式で紹介したり、薬の調合の体験も。また、CTでサバを写し、輪切りや透けて骨だけの姿を見るなど、病院内の仕事を楽しく分かりやすく紹介。児童らは、放射線技師、薬剤師、理学・作業療法士、栄養士など様々な職業の人たちの説明に、真剣に耳を傾けメモを取り、質問を行っていた。「病院には、患者さんが早く元気になるために、医者や看護師だけでなく色々な仕事に携わっている人たちがいます。この体験を通じて、病院での仕事に就きたいと思ってくれれば」と近藤院長は話す。
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