町田市立金井中学校(奥山拓雄校長)の3年生がこのほど、日本の伝統文化を代表する「茶道・華道」を体験した。
受験や進路選択など卒業に向けて慌ただしい生活になりがちな3年生に、茶道や華道を体験してもらい、心を落ち着かせられる時間と、日本伝統文化への興味・関心を持つ機会になればと、同校では2年前から実施している。
華道の体験授業は地元の小寺春晃さんが担当。生徒たちは花の名前やハサミの使い方などを学びながら、各自で実践した。最初は思い切りよく茎を切れず、悩みながらそーっとハサミを入れていたが、だんだん形になっていくと、活けるスピードも速くなり、女子生徒の一人は「こんなに楽しいとは思わなかった。真剣にお稽古に通いたい」とニコニコしながら話していた。
茶道の担当は地元の鶴見宗富さん。お茶の歴史から道具の説明などを受けた後、生徒同士で主客となりお茶を点てあった。お菓子を取る箸の使い方に悪戦苦闘していた男子生徒は、茶筅(ちゃせん)を使いお茶を点て始めると、手付きも変わり、大切そうに道具を持ち優しい仕草に変わっていった。「おもしろいな」と話す男子生徒は、授業が終わった後まで道具についての説明を受けていた。
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