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麻生総合病院 地域包括ケア病棟を新設 急性期病院と在宅の切れ目のない連携を担う
地域包括ケアシステムの構築が進む中、川崎市麻生区上麻生にある医療法人社団総生会「麻生総合病院」(菅泰博理事長・病院長)はこのほど、地域包括ケア病棟(30床)を新設した。急性期治療を終えた患者などを受け入れ、在宅医療との「切れ目のない連携システム」の構築を目指していく。
「住み慣れた地域で
全国的に超高齢社会へとシフトしていく中で、地域が一体となって高齢者を支える、切れ目のない医療・介護の提供が求められている。総生会ではこれまで、麻生総合病院(急性期199床)と麻生リハビリ総合病院(回復期180床)を中心に展開してきたが、「これからも住民のみなさまが住み慣れた地域で長く安心して暮らせるよう、このエリアの地域包括ケアシステムの構築に貢献することが当法人の役割」と考え、「地域包括ケア病棟」を開設した。
病棟の役割とは
総生会は「地域包括ケア病棟では、例えば▽高度な病院や病棟での急性期治療を終え、リハビリが必要になる方の受け入れ、▽入院治療により症状は改善したがもう少し経過観察が必要な方の受け入れ、▽介護施設にいる方の緊急時の受け入れ、▽在宅療養中の方で一定期間の治療・リハビリが必要な方の受け入れなどを行っていく。患者様の在宅復帰・社会復帰を目指し、医師や看護師、リハビリテーション室のセラピスト、医療ソーシャルワーカーが患者の心身の回復に向けサポートする」としている。入棟時から退院後の生活を見据え、必要な治療やリハビリ、必要に応じて栄養管理、口腔ケア、服薬指導、医療や介護サービスの情報提供・手続きを行う(入院最長60日間)。担当医の出口喜昭医師は「『病状は安定しているが、家に帰るには不安がある』という方々に、一日でも早く家族と安心して生活することを目標に、力を尽くしていきたい」と語る。
また、「在宅医療を支援する施設である当法人の訪問看護ステーション、居宅介護支援センター、ロイヤルホーム(有料老人ホーム)はもちろん、ひとつの法人内で完結するだけではなく、地域の診療所や在宅医の先生方、急性期病院や慢性期病院、そのほかの介護施設・事業所、ケアマネジャーと密に連携していくことが重要であると確信している」と菅理事長。
このような病診連携、病病連携などによって、地域で途切れることのない医療・介護の連携システム構築を担う新たな取り組みがスタートした。
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