町田市金井の駄菓子屋さんの駐車場で、俳句の「五・七・五」が詠まれると、「はい!」という児童の元気な掛け声と同時に机を叩く音が響き渡った―。
「ころがして/パパと作った/雪だるま」など、全国の小学生が創作した俳句が書かれている『どんぐり俳句かるた』を使ったカルタ大会が6日、近隣の小学生を対象に行われた。このカルタは地元の出版社、(株)芳文館の社長・岸芳男さんが事務局長を務めるNPO日本郷土史家協会が企画・制作したもので、同協会と岸さんが所属していた町田法友会が主催となり、今回初めてカルタ大会を開催した。
カルタに書かれた俳句は全て同協会が行った全国俳句大会で入選した作品。取り札の裏面に読み札と同じ俳句が記されており、季語の説明も。表面には、かしのき山自然公園愛護会工作部によるどんぐりや木材を使った虫や動物の工作写真が載っている。
岸さんは「俳句には季語が必要です。動植物、魚介類、身の回りにある自然は何でも季語になります。子どもたちに単なる遊びではなく、俳句の勉強ともに、カルタを通じて郷土のありがたさ、自然の大切さなどを見直してほしいと思い創りました」と話す。
参加した児童は「季語を教えてもらえて勉強になった」「同じ小学生が作ったなんてびっくり」と話していた。児童らには参加賞として俳句入門の冊子がプレゼントされた。
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