表紙は畦地梅太郎作「鳥のすむ森」
２０１５年５月に逝去された寺田和雄前町田市長のゆかりの人たちが「偲ぶ本」を作ろうと発起人会、実行委員会を組織し、「まち想い 人思い〜寺田和雄さんを偲ぶ」（刊行実行委員会編）をこのほど、刊行した。寺田氏の著作のほか、ゆかりの人々が思い出を寄せ、一冊の本となった。
偲ぶ本は、寺田氏が雑誌などに寄せた著作のほか、町田市政をともに尽力した人々、幼なじみ、ゆかりの人などが寺田氏の人柄や当時の様子、思い出などを寄稿した。「文化の香る街」づくりを進めた寺田氏ならでは、寄稿者も多く、話題も多岐に及んでいる。
寺田氏は１９３１（昭和６）年、町田町原町田（現町田市原町田）生まれ。１９９０（平成２）年、町田市長に初当選。２００６（同18）年まで務める。２０１５（平成27）年５月、肝臓がんのため死去。84歳だった。
刊行実行委員長の小島政孝氏は編集後記の中で「当初、寺田さんの没後一年目の誕生日である平成27年６月に出版予定でしたが、発表された文や写真が発見され、収録することにな」ったと記され、同委員会では最後まで寺田氏の業績を後世に残そうという思いが伝わってくる。
この寺田氏を偲ぶ本「まち想い 人思い」の希望者は、〒１９４―００６４町田市小野路町９５０番地、小島資料館『まち想い 人思い』刊行実行委員会 小島政孝宛に１部５０００円、送料２００円で頒布中。残数が少ないため、問合せ後に郵送を。問合せは留守番電話に連絡先などを録音で（【電話】０４２・７３６・８７７７）。
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