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町田版 公開:2017年1月1日 エリアトップへ

新 春インタビュー 「新たな町づくり開始の年」 石阪丈一市長に聞く

社会

公開:2017年1月1日

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インタビューに応える石阪丈一市長
インタビューに応える石阪丈一市長

 2017年の年頭を飾る企画として、本紙では石阪丈一町田市長に新春インタビューを行った。石阪市長は「新5カ年計画の最初の年。新たな町田をつくるスタートの年」と2017年を位置付け、将来を見据えた町づくりが具体化してくる年になると話す。

 ――2016年を振り返って感想をお願いします。

 「やはり、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックですね。町田市から4人の選手が出場し、活躍してくれました。日本の代表になるだけでも大変なのに、それを世界を舞台に活躍してくれたのだから、本当にすごいですね。オリンピックでは大迫傑選手(金井中学校卒)、関根花観選手(同中学校卒)、内山由綺選手(南中学校卒)3選手が出場し、2020年の東京五輪が楽しみな成績を残してくれました。そしてパラリンピックの鹿沼由理恵選手(町田第二中学校卒)ですね。鹿沼選手は町田市初のメダリスト。市民栄誉彰を贈呈しました。皆さんの活躍を観ると感動と感謝、そして気概を感じました。本当に素晴らしい活躍でしたね」

 ――ほかにありますか。

 「あとはごみ処理施設の建設がスタートしたことですね。市長に初挑戦した時、『ごみをどうするか』ということが町田で問題になっていました。市民の皆さんが話し合いをした結果、判断は『資源化』でした。生ごみを燃やさず電気にしようという結論に至りました。そしてプラスティックの資源化ですね。新しいごみ処理施設では契約内容もこれまでとは違うものにしました。一番のポイントは施設に不具合があった時に、多額のメンテナンスコストが突然かかります。しかし今回の契約では、そういう運営費も含めて契約しましたので、急な出費で財政事情が悪くなる心配はなくなります。また民間運営で効率化も図ることができます。

 あとはモノレールですね。答申を受けたことは大きな意味があります。今までは誘致活動をするだけでしたが、計画的にそして目標をもって町づくりができることができるようになりました。長期的な町づくりにはとても大切なことです」

――町づくりと言えば南町田の再整備も始まりましたね。

 「南町田周辺の再整備は始まったばかり。ショッピングモールもリニューアルされるが、隣接する公園を生かして、公園的な雰囲気に整えてほしいと事業者に伝えてあります。また鶴間公園は災害時の避難拠点ですから、公園も施設も互いに災害に対応できるよう備えたいと思います。整備した南町田の駅前広場からは路線バスのほかに、成田・羽田空港へのバスも運行するようになります。羽田・成田がとても近くなり、新たな商圏が広がると思います」

 ――2017年の主な事業を教えてください。

 「1月中には新5カ年計画を発表できると思います。2017年度から2021年度のものですね。まずは先ほども言いましたが、モノレールです。今後、どのような事業をどのくらいの予算をかけて行うかを都と協議し具体化していくと思います。予算配分なども具体化していく予定です。いまは、新5カ年計画の内容を精査し、結論を出さないといけない時になります」

 ――スポーツ分野についてはどうですか。

 「2020年に向けて、キャンプ地招致も力を入れています。現在、南アフリカやインドネシアなどにアピールしています。1月にはバトミントンの日本代表とインドネシア代表が合同で成瀬の総合体育館で合宿を行います。野津田町の陸上競技場に建設する大型ビジョンの着工は今夏ごろを予定しています。18年シーズンでの運用を目指しています。この競技場をサッカーJ1で使用できる仕様にするかの判断も迫られています。観客席を5000席増やして1万5000席にしなければならず、屋根の設置も義務付けられています。これも新5カ年計画で発表したいと思います」

 ――最後に市民に向けて一言お願いします。

 「市民の皆さんにとって今年も『健康第一』の年でありますように。まずは毎日できる運動を始めてほしいですね。きつい運動ではなく、できる範囲の運動で十分です。体を動かす習慣を身に付けてもらえれば。心も体も健やかな一年になりますように」

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