町田市郷土芸能協会による「第37回郷土芸能まつり」が11日、町田市民ホールで行われ、市内の各地域で伝承されてきた獅子舞やお囃子などの郷土芸能を市内21団体が披露した。その中で、伝承芸能などの地域資源を発掘し、地域観光に活用するための試みも行われた。
まつり当日は、ステージの他に獅子舞や囃子で「学び」と「非日常体験」を楽しめる「町田市無形民俗文化財体験プログラム」と「町田市伝承芸能関連グッズサンプル配布」が開催された。
これは、東京都、町田市、町田市観光コンベンション協会からなる「町田市伝承芸能観光連携協議会」によるもので、地域資源を活用し、旅行者誘致等に繋げる「地域資源発掘型実証プログラム事業」の取組の一環。 町田市無形民俗文化財の各保存会と、町田市郷土芸能協会の協力を得て、金井獅子舞保存会による演目披露とその解説、大戸囃子保存会ほかの団体の道具展示が行われた。外国人を含む観覧者のために日本語版、英語版の「町田獅子舞お囃子ガイド」を配布し、英語で解説するイヤホンガイドも用意された。
また、無形民俗文化財に指定された5件の演目や出演者をキャラクター化したトートバッグとハンカチを作成し、今後販売に繋げるべく、実験的にサンプル配布・アンケートを実施した。
200組用意されたグッズは15分で完売。同協議会は「郷土芸能は高齢化と後継者不足が問題。ゆくゆくはグッズを販売し、その売上げが今後の運営に繋げられる一助になれば」と話した。
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