「高齢者+学生+ファミリー」と「生涯学習」、「地域への開放」などをコンセプトにした新しい形のサービス付き高齢者向け住宅「桜美林ガーデンヒルズ」がこのほど、町田市小山ケ丘で竣工した。多世代がそれぞれ暮らす住宅のほか、桜美林大学と連携し、「学び」や「地域との交流」といったサービスを提供する。大学と連携した高齢者施設は全国でも初の試み。
新たに竣工する桜美林ガーデンヒルズ(小山ケ丘1の14の1)は大学生、ファミリー、高齢者が暮らす、”日本版CCRC”(継続的な介護付・リタイヤメントコミュニティー=高齢者住宅)として計画時から注目を集めてきた。
約7300平方メートルの敷地内にサービス付き高齢者向け住宅のほかに、「学生寮」、「ファミリー向け一般住宅」があり多世代が一緒に生活できる環境が整う。
幅広い年齢層との交流だけでなく、大学と連携したことで、近隣の人たちも利用できる「コミュニティレストラン」、「多目的ホール」も整備され、また5月1日 には「デイサービス」と「訪問看護ステーション」が開所する。事業主は(株)ナルド。
学び・交流・安心
高齢者が充実した生活を送れるために、バリアフリーの棟内に、24時間・365日、看護師が常駐し、駅やカルチャー施設、ショッピングセンター、病院など主要施設を巡回するシャトルカーが配備される。さらに桜美林大学多摩アカデミーヒルズのカルチャー教室で趣味や学びを深められ、大学との連携による「知的好奇心の探求」といった要望にも応える。
同施設の倉田光也支配人は「多世代が交流することで、高齢者は若者から元気をもらい、学生や小さなお子さんのいるご家族には安心感を創出できると思います。また将来的には学生たちに、アルバイトとして看護や介護の仕事など、大学で学んだことを実施する場を提供できると思います」と話す。
新学期を前に学生の入居が始まっており、4月1日にはレストランが先行オープンする。「地域の人たちにも気軽に食べに来てほしいですね」と倉田支配人は話している。当日は施設内の見学も可能。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|