第71回全日本体操個人総合選手権が4月7日から3日間、東京体育館(渋谷区)で行われ、町田市在住でリオデジャネイロオリンピックに出場した内山由綺選手(早稲田大学/スマイル体操クラブ)は11位に終わった。
リオ五輪後初の全国大会とあって、3年後の東京五輪への第一歩として、オリンピアン以外にも高校生など新たな顔ぶれが活躍した個人総合選手権。
内山由綺選手は今春に早稲田大学に進学し、新たな環境でのスタートとなった。
寺本明日香、村上茉愛、杉原愛子らリオ五輪に出場した選手たちは順当に予選を通過。内山選手は得意の段違い平行棒で13・950の好成績を残したものの、平均台で失敗し9位で予選を通過した。「腰痛や足の裏のケガで、少し調整が遅れているけど、今回の目標は試合勘を取り戻すことが目的」と今大会に臨んだ。
9日の決勝では、段違い平行棒での細かなミスのほか、平均台の落下などが響き11位での成績で終わった。大会後、「課題がたくさん見つかりました。平均台は集中して練習してきて、記録会ではいい演技ができたんだけど…」と体調面だけでなく、精神的な調整の大切さも話していた。
リオ五輪後初の全国大会に「リオ五輪より緊張しました。日本語の応援なので、とてもうれしいのですが、よく耳に入ってくるから緊張しちゃうのかな」。
この大会は8月に台湾で行われるユニバーシアードの代表選考も併せて行われていて、内山選手も選ばれた。「世界各国の大学生が集まる大会なので、しっかり結果を残してきたい。今後は5月のNHK杯、6月の種目別大会で結果を残し、9月の世界選手権に出場することが目標」と東京五輪に向け始動した。
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