町田署管内で振り込め詐欺など特殊詐欺の被害が急増し、件数および被害額が警視庁管内で最悪の被害となっている。町田警察署は市民に注意を呼びかけるほか、金融機関と連携し、特殊詐欺根絶に努めている。
金融機関と連携、根絶目指す
町田署管内での特殊詐欺被害は6月15日現在で、被害件数は48件(昨年比プラス29件)、被害総額は約1億円(昨年比プラス約3千800万円)となり、警視庁管内で最悪の被害となっていて、町田警察署では被害の多い地区などで警察官による戸別訪問を行い、注意を呼び掛けている。
特殊詐欺の方法は多様化しているが、多額の現金を引き出したり、ATMを操作したりする現場となる金融機関とも連携し、水際での対策にも力を入れている。特殊詐欺根絶に向けた覚書を交わした城南信用金庫では店内に注意喚起するチラシの掲示や声掛けなどを行っている。
警察・金融機関が被害者を無くそうと同信用金庫原町田支店(森義範支店長)で16日、大金を引き出そうする被害者役を警察官が扮し、シミュレーションが行われた=写真。対応した職員は、「お客様の動作・言動などに注意して、被害にあわれないようにしたい」と話していた。
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