9月13日に「秋の踊りの集い」を行う町田市レクリエーション協会の会長を務める 竹峰 敏旭絵(としえ)さん 本町田在住 72歳
「貴重な体験、素敵な出会い」
○…4月から市内で活動する日舞や新舞踊、レクダンスなどの団体のまとめ役に。夏祭りの盆踊りには、春先から準備を重ね、総合体育館に最大900人を集めて一同に振付を伝授した。その後も各町内に出向いての指導。「今年はテンポが速い曲で、もう大変でした」と苦笑する。夏には各地の祭りで『ダンシングヒーロー』が響き渡った。「ひと段落」もつかの間、31団体が出演する創立50周年記念公演に向け、プログラム作りに邁進する。
○…竹峰会を創流して30年。歌謡曲などに踊りをつける新舞踊を、自宅兼稽古場で5歳の子どもから高齢者まで幅広い世代に指導している。町田市老人会の大会で優勝し、そのまま都大会も優勝、厚生労働大臣賞を受賞したのは良き思い出。「お米さんありがとう音頭」の中で、『米』の文字を振付に入れて踊り、一方で脱穀機を扱うお芝居を入れたのがウケた。「もう20年も前の事だけど、みんなに感謝されたの」と嬉しそうに話す。「貴重な体験、素敵な出会い」がモットーだ。
○…本町田で生まれ育つ。舞踊をしていた母親の影響で、7歳から踊りの世界へ。「父が幼いころに亡くなったから、ずっと女手ひとつで私たち3姉妹を育ててくれた」。高校では演劇部に入り、勤め先でも舞踊部を作り、会社の運動会のために寮生200人に踊りを教える偉業をなした。
○…母、自分、息子、孫と、4世代で同じ町田三小出身。「ずっと地域に可愛がられてきたから、その恩返しね」。町内会の役員を何十年も務め、小学校で浴衣の着付けや盆踊りを教えるボランティアなど社会奉仕活動も数多く行ってきた。「市長から感謝状をもらったこともあるのよ」。踊りは礼儀・作法がしっかり学べるという。これからも踊りを広め、地域の文化向上や青少年の健全育成の役に立ちたい。その思いは、名前に付けた「竹」のように、大地に根を張り、まっすぐ上に伸びている。
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