町田市は市民の声を行政経営、行政サービスの向上に活用するため、2年に一度、市民参加型の事業評価を実施している。11月18日に市役所で行われた2017年度の市民参加型事業評価には、初めて市内の高校生が参加。幅広い年代層が事業を知る機会となった。
この事業評価は、市民と有識者で構成する評価人チームが評価対象事業を受け持つ市の担当者と事業の課題や解決策について話し合いのうえ評価をするというもので、市は評価結果を踏まえ、事業の改善を進めていく。当日は市役所2会場で、8事業に約200人の参加があった。
今回、初めて市内の子どもセンターを利用している高校生が参加し、市の行政評価に詳しい民間の有識者や公認会計士、市政モニターへ応募し、選出された市民らとともに各事業の評価を行った。
普段、子どもセンターただONで委員会に参加している高校3年生の佐々木佑歩さんは、スポーツ広場事業の部に参加。同事業を所管するスポーツ振興課による事業発表に、評価を議論し、意見を発表した。「この議論に参加するまで、スポーツ広場の存在自体を知らなかった。広場の使い方やルールを知らない市民も多いはず。市は事業を改善してほしい。私たちが発信することで現状を市民に届けられたら」と佐々木さん。
主催の政策経営部経営改革室は「選挙権年齢の引き下げなどもあり、今回、高校生の参加を募ることとなった。これまで以上に幅広い年代層が参加してくれ、事業に関心をもってもらえた。試験的だがやってみてよかったと思います。今後も高校生・大学生などが参加できる仕組みづくりを行っていきたい」としている。
次回の市民参加型事業評価は2019年度に予定。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|