町田市はこのほど、効果的に野菜を市民が摂取できるように冊子「野菜を食べやすくする!野菜料理レシピ集」を発行した。地元で採れる野菜を使ったレシピ集で「簡単」「手間いらず」なメニュー20種類を掲載している。
町田市では2012年に食育推進計画づくりに関する市民向けのアンケートを行い、その結果、市民の一日の野菜摂取量が約250gだということを把握。国が健康増進のために定めた「健康日本21」では一日の野菜摂取量目標が350g以上に対して市民の摂取量が少なかったことを受けて、冊子ではあと100gプラスできるようなメニューを掲載した。
冊子には材料や作り方のほか、アレンジ方法、栄養量、栄養成分表示の見方なども記載しているので、料理が苦手な人やレパートリーを増やしたい人など好みに合ったアレンジメニューも手軽に作ることができるように工夫している。
メニューを開発した「町田栄養・食生活ネットワーク会議」では、野菜が摂れない原因として考えられる「調理に手間がかかる」「朝食に野菜料理を入れにくい」などの課題を解決するため、5分〜15分でできる簡単で手間いらずのレシピを考えた。同会議は市内の幼稚園、小中学校、高校・大学のほか病院や高齢者施設、栄養士会などで組織され、実際に提供しているメニューも今回の冊子に掲載しているという。材料に使っている野菜はすべて町田市内で入手できるものを選んだ。
冊子はA5版32ページ。町田市役所や保健所、健康福祉会館、市内のアグリハウス(JA)で配布している。発行部数1万部。また掲載しているレシピは町田市のホームページ(www.city.machida.tokyo.jp/)でも公開している。
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