認知症の当事者や家族、支援者がリレーをしながらタスキをつなぐ啓発イベント「RUN伴(らんとも)まちだ2017」が9月24日(日)に行われる。認知症への理解を広めるために全国的に行われているプロジェクト。市内では3年連続の開催となる。南町田地区から相原地区までの約20Kmを100人ほどのランナーがタスキをつなぐほか、町田シバヒロでは家族で楽しめ、認知症を学べるイベントも行われる。
加齢とともに増加し、市内に約1万4000人(町田市2013年調査)いると言われている認知症患者。行政や医療機関、介護・福祉の現場では患者へのケアのほかに、「認知症の方でも安心して暮らせる町づくり」を目指して、地域や市民と協力して様々な事業、活動を行っている。
認知症への理解を深めようと行われる24日の「RUN伴」では、午前9時に南町田駅をスタート。約100人のランナーが20Km先の相原駅そばのセブンイレブン町田相原駅南店をタスキをつなぎながら目指す(午後3時ごろゴール予定)。
町田シバヒロを会場に行われる啓発イベントでは、飲食ブースのほか、認知症の当事者と触れ合ってもらおうと「注文を間違える料理店」を開催。認知症の当事者がスタッフとして注文を伺い、互いにコミュニケーションを深めようというもので、会員がイベントに参加する「認知症とともに歩む会・本人会議」の松本礼子代表は「認知症の人が間違えないための訓練をするのではありません。間違えても寛容になれる社会になるよう、周りの人たちに意識してもらうきっかけになれば」と期待を寄せた。
認知症を体験するブースではアプリを使った徘徊模擬訓練などが企画され、誰でも参加できる。主催する実行委員会では「認知症の方だけでなく、ご家族の方や地域の方々とも連絡を取り合い、皆さんで暮らせる社会を作りたいと考えています。サッカー教室なども企画しており、お子さん連れでも楽しめます。ぜひお越しください」と呼びかけている。詳細はホームページ(http://rantomo.org)へ。
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