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町田版 公開:2017年10月5日 エリアトップへ

8日(日)からギャルリー成瀬17で個展を開く 三本松 武子さん 高ヶ坂在住 73歳

公開:2017年10月5日

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作品で幸せを届けたい

 ○…ママと子犬のサンディが友だちと繰り広げる物語。額の中に粘土を貼ってアクリル絵の具で色付けした作品は、子どもから大人まで楽しめるストーリー仕立てになっている。ママは自分、サンディは飼っていた愛犬、ほかの登場人物は家族がモチーフだ。

 〇…20年前、空き箱に粘土で装飾して色を塗った作品を作り始めた。愛犬の死をきっかけに物語を「粘土絵」として創作。「誰にでもあるような日常の何気ないことを絵にして、話を書き込むの」。一つ一つの作品はまるで絵本のように読むことができる。子どもでもわかる言葉を選び、ときには親子の対話が生まれるような仕掛けを施す。ストーリーを知ることで、絵の中に風が吹き、音が聞こえてくる。最初に見た印象とはまた違った部分が見えてくるから不思議だ。

 〇…生まれも育ちも生粋の町田っ子。子どものころは女番長で、子分を引き連れては男の子とばかり遊んでいたやんちゃな女の子だった。進学校の鴎友学園に進み、早稲田大学文学部を卒業。一度に二つのことをする”早稲田方式”を身に付けた。集中力は人一倍。5000ピースのパズルを短時間で作っては壊すことを繰り返しても苦にならない。一番の理解者であり、いつも最初に作品を見るのは写真家の夫。リビングに飾られた絵を前に「毎日見ていても飽きることがないんです」と評す。

 〇…「見た人がクスリと笑えたり、温かい気持ちになれるような作品を届けたい」。素材に粘土を用いるのは「手に馴染むから」。すべてが一点物で細かいところまで緻密に作り上げる。凹凸が生み出す立体感、表面には見えない絵の中の物語が作品に奥行を持たせている。仕事を持ちながらの創作活動だが、小さい物で4日、大きい物でも1週間あれば完成させる。「今も頭の中には3つぐらい作りたい作品があるの」。そう話して少女のような茶目っ気のある笑みを浮かべた。

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