映像文化の普及などを目的に行われている鶴川グローイングアップ映画祭(大塚隆裕実行委員長)が開催する『月イチ映画上映会』が10月24日(火)に行われる。今回のテーマは「愛について考えてみる」。上映作品は同性の親友を好きになった女性の葛藤を描いた『私は渦の底から』と、ゲイカップルとダウン症の子どもを描いた『チョコレートドーナツ』。
「どう表現していいか分からないことを、製作者たちはどのように作品にするのだろう」――。今回の同上映会では、このような思いから『LGBT』に焦点をあて、2作品の上映とトークショーも開催する。
『私は渦の底から』は、第24回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭でグランプリ、第10回田辺・弁慶映画祭で映画ドットコム賞を受賞した作品。親友への恋心に悩むレズビアンの葛藤を描いた。上映後には監督の野本梢さんに作品にかける思いや、表現の難しさ、「LGBT」などについてトークショーも予定している。
この『私は〜』 は野本監督が高校時代の後輩からトランスジェンダーであることを告げられた時、何もしてあげらえなかったことを悔やみ、そしてその後輩から「LGBT」について撮って欲しいと言われ、背中を押してもらう形で制作した。2015年、27分。
もう一つの「チョコレートドーナツ」は、ゲイカップルとダウン症を描いた感動作品。実話から生まれた物語で全米映画祭を総なめにし、国内でも多くの館で上映。2012年、97分。
上映会は10月24日(火)、午後1時30分〜と午後6時30分〜の2回上映。500円。会場は和光大学ポプリホール鶴川B2ホール(鶴川駅徒歩3分)。
チケットの問合せは町田市民ホール【電話】042・728・4300へ。
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