手がけた2人の声
本紙創刊号(6月25日号)の人気投票「八王子キャラ総選挙」において1位を獲得した「はちバス」のキャラクター。1位を記念してキャラを手がけた人やはちバスを運行している関係者に話を聞いた。
八王子市は2003年に地域循環バスのキャラクターと名称を公募した。イラストには田中尚子さん(四谷町在住)が、名称には小野充子さん(横山町在住)が選ばれた。
「出産のために入院していたときでした。元々、絵を描くのは好きだったので、子どものために毎日描いていたんです」(田中さん)。イラストは病室の中で作られた。八王子にちなみ「八=ハチ(蜂)」とイメージ。そして出産の3日前に市から採用の連絡が。自分の子どものようにかわいいと感じているそう。「小さい子どもは丸い形が好きなので、多用しました。明るくてかわいい色を使いました」(田中さん)
「親しみを持ってもらえるような名前にしました。数字の8の字のように、市内を飛び回るイメージも。また、乗客を集めて回る様子が、ハチが蜜を集める姿に似ているから」(小野さん)
2人は授賞式で出会い、知り合いと一緒に意気投合。「もっとはちバスを盛り上げよう」ということではちバスにちなんだサブレの開発に取り組んだ。その過程で様々な団体と交流ができ、はちバス音頭など発展した動きも。また、それらの中で市内のボランティア団体が集まる「八王子ボランティアネットワーク」も生まれた。
おなじみ「市民の足」
市内で公共交通機関が少ない「交通空白地域」を走ることで、高齢者や障害者に積極的に社会参加してもらおうという目的で八王子市が2003年からスタートした「はちバス」事業。通常のバスが入っていかれない細い道でも走れるなど市民の足として活躍している。今秋には乗車人数が累計で200万人を突破する予定だという。
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