東京工科大学(片倉町・軽部征夫学長)は先ごろ、西武信用金庫(中野区・落合寛司理事長)、学生の人材派遣業などにあたるナジック・アイ・サポート(京都市・北澤俊和代表取締役)と「コーオプ実習」を進めるための三者間・連携協定を締結した。
コーオプ実習とは、長期間にわたって行う有給のインターンシップで、同大学は工学部(定員280人)の必修科目として2016年度からの導入(2カ月程度の就業体験)を予定している。この協定により、学生の就労先となる八王子市内のITや製造業企業などの情報を同大学は西武信金から得るほか、ナジックとインターンシップ先での就労プログラムの作成などにあたる。
これまで同大学で実施していたインターンシップは1週間程度と、学生が企業を知るには期間が短く、効果的な就業体験につながっていないと同大学は判断。多くの就業経験を学生に積ませることで、就職時のミスマッチを避ける目的などから、同大学では一部の学生にコーオプ実習の試行を13年から行ってきた。
この実習に協力している通信機器の開発などを行う株式会社エイビット(南町)の担当者は「学生が専門とする分野の事業を行っている企業に派遣させることができれば、この実習をより効果的に進めることができると思う」と話している。
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