織物の街として栄えた八王子にちなみ「もっと和服で街に出かけよう」と八王子若手和装会(佐藤剛会長)が今年7月に発足した。
活動内容は着物、浴衣や甚平も含めた和装でイベントを楽しむというもの。着物に親しんでもらうことで、再び「織物の街」として八王子を活性化させることも狙いだ。
「現在の着物は高級品ばかりになっている。加えて『着ていく場所がない』ことも課題」と佐藤さん。ならばその場所を作るところから始めようとイベントを開催しており、来年2月には新年会を計画している。「着物に興味はあるけれど、着たことがないという人は多いはず」。8月の八王子まつりに浴衣で訪れる若い人も少なくないことから佐藤さんは、潜在的な着物への関心があるとみている。
100人が会員
フェイスブック上での会員数は約100人。市内の呉服店4店舗も会員になっており、会員から着物についてなどの相談も受け付けている。「着物は案外お金がかからないことも知ってもらいたい」。シルク以外の着物は自宅で洗えることや、また最近ではシルクでも撥水加工されたものがあるなど技術の発展に伴って「着やすい環境」が整ってきているという。
着物の良い点について佐藤さんは「どれだけ高い洋服を着ていても、なかなか『いいね』とは言ってもらえない。でも、着物なら注目してもらえる」と話す。「着物で歩くと目立つから。何十人もの人で街中を歩きたいね」。なお、会は60歳定年制を導入している。
入会は「八王子若手和装会」のフェイスブックページから。
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