武田信玄息女で、八王子にかかわる歴史上の人物の中でも、特に市民に愛されていると言われる「松姫さま」の没後400年を祝う祭典が命日にあたる4月16日に行われた=写真。
メイン会場となった松姫の墓所がある信松院(台町)は多くの市民らで溢れかえった。同院の西村和裕住職は、「想像以上に大勢の人に来ていただき、関心の高さを実感しました」と話した。
今回は「300年振り」に同院の本堂に鎮座する木造松姫坐像が境内から外に出た。坐像は松姫が修行した心源院(西恩方町)で9日から「ご開帳」された。同院清水智勝住職によると7日間でのべ1000人近くが訪れたという。
16日当日「松姫さま」は稚児行列とともに市内をまわった。「地元の節目の貴重なイベントに子どもと参加できてよかった。子どもも長い距離をよくがんばって歩きました」(参加した主婦)。その姿を一目見ようと、信松院の周辺には多くの人が集まった。
西村住職は「行列の際ご協力いただいた警察、交通安全協会の皆様には特に感謝しております」と当日を振り返った。また主催した実行委員会のメンバーの1人、常澤(ときざわ)敏彦さん(東町在住)は「松姫と同じ信玄の血をひく御子孫や、松姫が保護した人たちの御子孫にも参列いただき、松姫もさぞ喜んでいたと思います」と話した。
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