お笑いコンビ「ガンリキ」のメンバーで、このほど初めて地元ライブを開いた 佐橋(さばし) 大輔さん 宇津木町在住 44歳
ジョーに魅せられ 丹下で人気
○…「立て、立つんだジョー!」の名台詞でおなじみ。強面でガラガラ声、眼帯がトレードマーク、漫画『あしたのジョー』のキャラクター・丹下段平のモノマネで火が付いた。もともと『ジョー』が好きで、小学生の時からそのモノマネをしていた。2008年、とんねるずのテレビ番組で1200人ほどのオーディションを勝ち抜く。以後7回連続で出演しモノマネが話題に。「ヤフー検索数では当時、ニュースだった『麻生内閣発足』より上でした」と今でも胸を張る。
〇…小5の時から八王子で暮らす。3人兄弟の末っ子。目立ちたがり屋の野球少年だった。高校(明大中野八王子高)では「声が大きく、元気者」ということで野球部のキャプテンとして活躍。明治大学野球部では上下関係が厳しく「勝った嬉しさより辛さの方を思い出します」と振り返る。3塁コーチや新人の教育係に情熱を注いだ。
○…卒業後、商社へ入社。28歳の時、知人に誘われ、あるお笑いライブへ出ることに。「素人なのでもちろん滑りました。でもそれからやめられなくなりました」。小さい頃から他人を笑わせることが好きで、自信もあった。しかしこの時初めて「難しさ」を感じたという。そして妻、両親を2年間説得し、お笑いの道へ。30歳の時、バイトをしながら「自称芸人」に。その後相方をネット上で募集しコンビを結成。現在はモノマネ、漫才でライブへの出演などを続ける。
○…「ジョーの本を書きたい。登場人物から学ぶものがたくさんある」と目を輝かす。趣味は柴犬と遊ぶこと。「真っ直ぐな瞳」に心を奪われる毎日だそう。30年以上暮らす八王子については「去年近所でフクロウを見ました」と自然がその魅力と話す。「高校生くらいまで『機織り』の音を聞いていた記憶がある。古い街並みは残してもらいたいね」。夢は「全国区」としながらも「もっと八王子で仕事がしたいなあ」
|
|
|
|
|
|