避難訓練を兼ねたコンサートが先ごろ、オリンパスホール八王子(子安町)で開かれた。ホールの災害対策の一環として行われたもので、市内外から約800人が参加。なかには、この取り組みを参考にするために来場した羽村市ら近隣市町村の担当者などの姿も見られた。
訓練は「航空自衛隊航空中央音楽隊」の吹奏楽演奏中に地震によって火災が発生したことを想定して実施。「地震発生」と場内放送されると、演奏者、観客共に頭部を手で守りながら身を縮め、「避難して下さい」の掛け声が挙がると、5階のホールから避難階段を使い1階へと移動した。
参加した市内で教員を務める女性は「参考になった。ただ、皆さん、比較的静かに訓練を受けられていたが、『いざという時』はもっとパニックになると感じた。今後はそのような状況も想定した上で行う必要があると思う」と訓練を振り返った。今井敬二館長は「今回で3回目となるが、年々参加者が増え、市民の災害対策への意識の高さがうかがえる。参加者から頂いた訓練に関するアンケートを基に、今後も改善を重ね実施していきたい」と話した。
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