神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2017年2月23日 エリアトップへ

一般社団法人三多摩サッカー連盟の理事長を務める 小泉 修(おさむ)さん 大横町在住 68歳

公開:2017年2月23日

  • X
  • LINE
  • hatena

「育てる」夢 追い続け

 ○…市役所を辞め、半年間ヨーロッパへ。西ドイツW杯(1974年)を生で観た。「スタジアムが揺れる。あの感覚は今でも忘れられない。魅力というより魔力のようだね」。27歳で八王子サッカー協会の会長に、38歳で三多摩サッカー連盟の理事長に就任した。「まだサッカーが浸透していなかった時期。みんなを束ねて普及に努めた。指導者を育てる講習会を開くなどしました」。同連盟は設立30周年を機に、このほど一般社団法人へ移行。「上の人も支えてくれたおかげです。いい環境で後世にバトンタッチをしたい」。どちらの組織でも数十年にわたりトップを務め続ける。「情熱がすごい」。知人は敬意を表する。

 ○…八王子生まれの八王子育ち。東京五輪(1964年)がスポーツを始めるきっかけになった。高校ではバスケ部に所属。身長が小さい方であまり活躍はできずにいたとき、サッカーを知った。「(大きくない)自分でもチョコチョコ走って楽しめる」。富士森公園で大学生から教えてもらうなどし、技術を磨いた。通う学校にサッカー部がなかったため、自ら創設。社会人になり都市開発の仕事に従事し都心勤めになっても、地元でサッカーを続けた。

 ○…実はW杯よりユーロ(欧州選手権)が好き。「お国柄や哲学が表れる」。現地へ観戦に行くほどだ。「楽しませるのはゴール前。サッカーはぶつかりあい」。そんな40年前に海外で観たプレーの印象が強く、今でも元イングランド代表のランパードなど「体の強い」選手が好みだそう。

 ○…夢が2つある。「八王子にスポーツパークを作ること。スタジアムを作ること」。20年以上前から活動を続け、そのひとつは実現に近づきつつある。「子どもがサッカーをはじめてもほとんどはJリーガーになれない。でも『いい大人』にはなれる」。サッカーは少年を大人にし、大人を紳士にする――。「作る」だけでなく、そこで「育てる」ことが本当の夢だ。

八王子版の人物風土記最新6

難波 空良さん

第42回JSBA全日本スノーボード選手権大会のスノーボードクロス部門で優勝した

難波 空良さん

散田町在住 18歳

4月18日

松下 耕さん

児童合唱団「はちおうじキッズシンガーズ」の主宰者で作曲家・合唱指揮者の

松下 耕さん

絹ケ丘在住 61歳

4月11日

金井 直子さん

文部科学大臣表彰を受けた「星とおひさまFikaキャラバン」の代表を務める

金井 直子さん

下柚木在住 64歳

4月4日

中野 太郎さん

設立10周年を迎えた「八王子ナポリタン倶楽部」の会長を務める

中野 太郎さん

弍分方町在住 44歳

3月28日

恒川 礼子さん

ヘルシー・ソサエティ賞を受賞し、筋無力症患者会の理事長を務める

恒川 礼子さん

みなみ野在住 63歳

3月21日

長谷部 征子さん

マスターズ水泳の女子200mバタフライ(80〜84歳)で日本記録を更新した

長谷部 征子さん

宮下町在住 79歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

八王子版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook