「注文生産でないので、どうしても余ってしまいます。天候により多く売れ残る日もあります」。みずき通りにあるパン店「ぶーる・ぶーる・ぶらんじぇり」(横山町16-5/【電話】042・626・8806)は廃棄をなくすため夕刻から、その日の余剰になるだろうパンをお得な「おまかせセット」として販売している。
店主の草野武さんは店舗を経営する中で、パン作りに喜びを感じる一方、パンを処分しなければならないことに心を痛めていた。一般的にパン店では作ったものの2〜5%程度が「余剰」になるという。草野さんは2年前、名古屋のとあるパン店が「余剰を冷凍販売」していることを知り、それを参考に「おまかせセット」をはじめた。
夕方、ネットで告知
午後4時から5時頃までの間に、同店のブログ、フェイスブックで販売の告知がされる。注文は電話でも受け付ける。原則として店頭販売はせず、その日のうちに配達する(市内は無料。市外は翌日有料配送)。配達は普段なかなか店舗に足を運べない人へ、同店のパンを知ってもらう目的もある。
価格は2000円(税込)。2500円相当のパンが入っている。草野さんは「あくまで廃棄を減らすことが目的。賛同していただける方にぜひ購入していただきたいです」と話す。
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