練習風景【上】／チラシを持つ猿渡さん
30日 いちょうホール
市民オペラ団体「オペラリリカ八王子」（猿渡かおる代表＝元八王子町在住）による第13回公演「歌劇コジ ファン トゥッテ〜女はみなこうしたもの あるいは 恋人たちの学校〜」（Ｗ・Ａ・モーツァルト作曲／全２幕）が７月30日（日）、いちょうホール・大ホール（本町）で開催される。午後２時開演。
総合芸術といわれるオペラは「敷居が高い」と敬遠されることも少なくないそう。「オペラ発祥の地・イタリアではギャグやコントにオペラの筋書きや歌が使われたりします。八王子でも身近にオペラを楽しんでもらえたら」。猿渡さんは１９９８年、そんな思いで同団体を立ち上げた。
当時、藤原歌劇団の一員として活躍していた猿渡さんは市内在住、在勤の歌手、ピアニスト、指揮者、演出家らに声をかけた。「質の高いオペラを低料金で提供し、その文化の普及に努める」。そんな理念に共感した仲間が集まった。市民公募によりできた合唱団もあり、今ではハイライト公演を行うほどに成長している。
セリフは日本語
今回は喜劇をダイレクトで楽しめるよう、字幕経由でなくセリフを日本語にした。登場人物が客席に行くこともあるとか…。団員は３月から稽古を重ねてきている。「堅苦しくなく娯楽のひとつとして楽しんでください。おかしかったら声を出して笑ってください。素敵だったら拍手を、素晴らしかったら『ブラーヴォ』と声をかけてください」（猿渡さん）。なお、オペラの魅力について猿渡さんは「生の音楽、大勢の出演者、スタッフが作り上げる世界です。日常から離れ、物語の中に入り込んでもらいたい」と話した。
チケットは全席指定６０００円。20席のみの特別席は９０００円。問い合わせは【携帯電話】０９０・１０５８・６３２４里見さんへ。
チケット進呈
同団体から本紙読者へこの公演のチケットプレゼントがある（10組20人）。締切は７月24日（月）。希望者はハガキに「コジ ファン トゥッテ」チケット希望と明記の上、【1】住所、【2】氏名、【3】電話番号を記載し、〒１９３-０８２６八王子市元八王子町３-２７５０-１００４猿渡かおる宛てへ。メールの人は【メール】kaoru.s.m＠jcom.zaq.ne.jpへ。当選者の発表は発送をもって。
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