八王子最古の神社「子安神社」(759年創建/明神町)で8月19日、第26回薪能(たきぎのう)が行われた。あいにく雨風に見舞われたが、神社では大型テントを用意し対応。200人ほどが格式高い伝統芸能を楽しんだ。
演目は「神歌」(観世銕之丞)、狂言「末広」(山本則俊)、能「高砂」(谷本健吾)。神歌は市制100周年を祝い行われたもので、能楽師は「最上位の装束」で舞台にあがった。関係者は「(マイクを使わず)生の声が空間に震えていた。鍛錬の成果を垣間見てもらえたのでは」と感想を話した。
一昨年から再開
同神社の薪能は1980年に開始。2004年までほぼ毎年開催していた。15年に東京八王子東ロータリークラブがクラブ創設35周年記念事業として共催し16年ぶりに企画された。今回は再開後2回目の開催となった。同クラブ会員で、八王子薪能共催実行委員会委員長の山本武司さんは「激しい雷雨に見舞われましたが観客・関係者一同の熱意の下、神事・演能全てを無事終了することが出来ました」と感謝の意を述べた。
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