神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2017年11月16日 エリアトップへ

横山第一小創立120周年 校歌作者の孫、愛唱歌作る 録音元に 祖父の思い継ぐ

文化

公開:2017年11月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
踊る児童とピアノを弾く李枝さん
踊る児童とピアノを弾く李枝さん

 八王子市立横山第一小学校が今月、創立120周年を迎えた。その記念事業の一環として、同校の校歌を作った作曲家で「とんぼのめがね」などで知られる平井康三郎さんの孫娘の李枝さん(川崎市在住)が、児童らと一緒に愛唱歌「ゆめのはな」を作った。11日の式典で発表した。

 平井康三郎さんは昭和から平成にかけての作曲家で、校歌も多く手掛けている。孫娘で音楽活動を行っている李枝さんに青木利夫校長が依頼して愛唱歌作りが実現した。李枝さんは9月から毎週のように同校に出向いて6年生児童と一緒に曲作りを行った。「5音や7音だと歌詞になりやすいよ」などと教えながら、児童らから出されたキーワードを元に作詞した。歌詞は同校の歴史から始まり、高尾山や圏央道など現在の情景も織り交ぜた。

 児童らの「元気になれる音楽がいい」との声を受けて、曲に合わせて低学年でも踊れるように配慮したダンス(振り付け)を採用した。教員たちもギターやタンバリンで参加している。

 李枝さんは歌唱指導も担当した。教員からは「とても気さくで、子どもたちを『のせ』てくれる」と評判だ。予行演習でも「みんな、すごく上手になったね」と声をかけながら場を盛り上げた。

 50年前に祖父・康三郎さんが指導したときに録音された校歌が同校に残っていた。「上手だった。祖父の『ここは元気に歌ってほしい』などの校歌への思いが伝わってきた」と李枝さん。「現代の子どもたちと一緒に歌を作れるのが嬉しい」

 康三郎さんによって校歌が作られたのが昭和39年。50年以上前の当時のテーマが「親しみやすく歌い継がれる」というもの。愛唱歌でも思いは同じ。校歌とは違う趣きながら「思わず体が動き出すような。ウキウキするような」曲を目指した。

 振り付けをしながら歩いている児童や放送で流れる曲に合わせて歌う児童を見ると嬉しくなるという李枝さん。「長く歌い継がれる曲になれば」と願っている。

八王子版のトップニュース最新6

八王子の新本社が始動

オリンパス株式会社

八王子の新本社が始動

世界的企業の拠点に

4月25日

利用実態を解明へ

2月終了桑都ペイ

利用実態を解明へ

中央大が市と共同研究

4月25日

「八学」が準優勝

⾼校男子バスケ大会

「八学」が準優勝

全国16校がしのぎ削る

4月18日

「ごみ少ない街」で連覇

八王子市

「ごみ少ない街」で連覇

リサイクル率は2位継続

4月18日

ハチオウジゾウ 故郷へ

ハチオウジゾウ 故郷へ

化石 発見者が市に寄贈

4月11日

スノボ全日本で優勝

難波空良さん

スノボ全日本で優勝

手術乗り越え 来季プロに 

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook