高楽寺(こうらくじ)(狭間町)のしだれ桜が今月末から見頃を迎える。推定樹齢250年以上で、高さは20メートル弱。満開時には「お姫様が笠をかぶり踊りを舞う姿に見える」ことから、「桜姫」とも親しまれ、例年多くの人が見物に訪れる。
「仏様を拝むように静かに見ていただければ」。同寺・佐藤秀仁住職は呼びかける。
「守っていきたい」
桜は20年以上前から芯材部に腐朽(ふきゅう)による洞ができ、佐藤さんによると「とても弱っている状態」という。同寺では現在、延命治療や支柱設置など様々な手で桜の保護に努めている。「この木は地域の宝、皆様の拠り所でもあります。ずっと守っていきたい」。境内では募金も受け付けている。
桜の開花は「この寺に静かに眠るご先祖様が年に一度見せる笑顔」(佐藤さん)でもあるそう。見頃は4月上旬まで。開花期間はライトアップも行われる(午後9時まで)。
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