多摩版 掲載号:2015年6月25日号

地域で生徒の学習を指導 教育

財務省主計官も先生に

 多摩市立落合中学校(麻生隆久校長)で行われている土曜日補修学習「DOKKOIサタデースクール」が注目を集めている。

 市内でも土曜日補習授業を行っている学校はあるものの、その多くが教員主導で行っている中、同校の場合、地域の人たちや学生がボランティアで講師を務め、生徒たちの学習の指導を行っている。

 同校のこうした取り組みは、文部科学省が推進する「学校支援地域事業」を受けて、多摩市が導入した教育連携支援事業として実施しているもの。地域教育力支援コーディネーターを配置し、市内の小中学校がそれぞれ地域の人たちの協力を得て様々な活動を行っているのが特徴だ。 

 同校では、基礎学力を身につけること、個々の学習の課題を見つけ学習習慣を身につけることを目的に、元教員や海外生活が長かった地域の人たちが学校支援地域本部として土曜日に同スクールを運営するほか、水曜日にも生徒の学習指導にあたっている。

 参加は希望登録性で、各自で学びたいことに取り組む。学習時間は1時間半で、わからないことがあれば随時講師に聞くことができる。開始当初は10人程度だったものの、年々参加する生徒が増え、4年目を迎えた今年は3学年で70人が登録、参加しているという。麻生校長は「徐々に生徒たちが勉強に取り組む姿勢が身についてきている。授業で学んだことや出た課題をここで学ぶことで次の授業に安心して入っていけている」とその効果を話す。

東京都で初の試みも

 5月30日には、同スクールのキャリア教育の一環として、財務省主計局主計官を招いて特別授業を行った。同校の地域ぐるみでの取り組みを知った東京都教育庁から打診を受けたもので、財務省による授業は東京都でも初の試みとなった。

 当日は、財務省主計官の井藤英樹氏が講師に立ち、財務省の仕事内容や、税金、国の財政についてなどをスライドを使って生徒たちに解説した。地域教育力支援コーディネーターの松浦隆浩氏は「今後も地域と連携して、こうした各省庁による授業をシリーズで実施する方向で検討している。そして生徒の中から将来の日本を担う人材が生まれてくれれば」と話していた。

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