多摩市立多摩中学校(関戸、前島正明校長)で6月12日、3年生の総合授業の中で地域の人たちによる伝統文化継承講座「多摩遺産」が行われた。
同校では、4年前から学校支援地域本部が中心となって、地元の伝統・歴史・文化等を学ぶことを目的に、地域の人たちを講師に招いて授業を行っている。1年生は日本所作、2年生は茶道や着付けなど日本の伝統文化、3年生は多摩の遺産について学んでいる。
この日の伝統文化継承講座では、「お囃子」「多摩川の野鳥」「めかご」「多摩の遺跡・出土品」「文化財」など多摩市の文化遺産や自然など今後伝え残していきたいものを題材に7講座が企画され、それぞれ地域の専門家が講師を務める中、7グループにわかれて講義やフィールドワークが行われた。
「お囃子」の講座では、一之宮囃子連の太田勤さんが演奏で使う楽器やお面、曲について解説。「初めてだと音を出すのは難しい」と話す中、生徒たちが実際に笛を吹いてみると見事に音を奏でる生徒が続出。これには太田さんも驚くなど、盛り上がりを見せていた。
同校の学校支援地域本部・教育連携コーディネーターの塩田明美さんは「地域の方々に感謝しています。子どもたちは学んだことをまとめ、『多摩遺産』として他の生徒にも広めていってほしい」と話していた。
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