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多摩版 公開:2015年10月22日 エリアトップへ

桜ヶ丘記念病院 認知症ケアの拠点機関に 都から指定 地域の医療体制の充実図る

社会

公開:2015年10月22日

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指定を受けた桜ヶ丘記念病院
指定を受けた桜ヶ丘記念病院

 社会福祉法人桜ヶ丘社会事業協会「桜ヶ丘記念病院」(連光寺1の1の1、岩下覚院長)はこのほど、東京都から『地域連携型認知症疾患医療センター』に指定された。多摩市内では初。今後、認知症の鑑別診断を行い、医療・介護・生活支援などの必要な支援に結び付け、行政とともに地域の医療・介護関係機関とのネットワークを推進していく。

各地域で生活支援

 認知症疾患医療センターとは、認知症の人が状態に応じて適切な医療・介護・生活支援などを受けられる体制を各区市町村で構築するために、都が作った制度。これまでは、都内12の医療機関を「地域拠点型認知症疾患医療センター」に指定し、認知症対策を行ってきた(南多摩地域の地域拠点型は八王子市の平川病院)。今回新たに、専門医療相談、地域連携の推進機関、人材育成機関の役割を担う「地域連携型」の認知症疾患医療センターとして29の医療機関を指定することによって、各区市町村の医療体制の充実を図ることがねらい。

今まで以上に地域と連携を

 今回、指定を受けた桜ヶ丘記念病院は、精神障害者の救済と福祉活動の実践のために計画した精神科・神経科の専門病院として1940年に設立。現在は「精神科」「神経科」の他に「内科」「歯科」を併設。シルバー専門外来(認知症専門外来)を設ける他、認知症治療病棟(50床)を有し、在宅や施設対応が困難な人たちの精神的な治療を行っている。加えて、認知症による入院患者の家族、通院中の患者家族向けに、認知症についての勉強などを座談会形式で行う「家族教室」も開くなど、患者本人だけでなく、家族へのケアにも注力しているという。

 同院では「高齢化と共に年々認知症患者が増え、受診・相談も増えてきている。これまで以上に多摩市医師会や他の医療機関、地域包括支援センター、行政と連携して、認知症への取り組みを推進していきたい」と話し、重ねて「専従の相談員以外にも精神保健福祉士もおり、いろいろな相談に対応できる体制を整えているのでぜひ相談を」と話している。問合わせは同院・認知症疾患医療センター【電話】042・313・7350へ。

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