市立落合中学校の吹奏楽部が、11月7日にさいたまスーパーアリーナで開催された「第50回記念マーチングバンド関東大会」に出場し、中学生の部(小編成)で見事銀賞に輝いた。マーチングに取り組み始めて3年。大会初出場での快挙を成し遂げた。
同校の吹奏楽部は、3年前から市内の中学校で唯一、マーチングに取り組んでおり、これまでにも市内のイベント等にも積極的に参加。今年からコンクールに挑戦している。
今年9月に開催された都大会で優秀賞に輝き、関東大会の出場権を獲得。1都9県23校がエントリーしたマーチングバンド部門の中学生の部(小編成)に、35人(3年生2人・2年生13人・1年生20人)で臨んだ。
今後も上を目指して
今回の演奏タイトルは『この惑星に生まれて』。『ミッションインポッシブルのテーマ』にのって、大勢の観客を前に堂々と演奏を披露した。演奏が終わった後は緊張から解放されて泣き出す部員もいたという。「心臓がずっとドキドキしていた。演奏中にテンポのズレを直すことができなかった」と振り返るオーケストラ部長の長岡愛弓さん。「目指していたのは金だったけど緊張していたので銅も覚悟していた。銀が取れて嬉しかった」とマーチング部長の八木琴子さんは話す。2人は「今回初めて出場したけど、もう少しで(金に)届くかなとほんの少し思った」と笑顔で顔を見合わせた。
顧問の松尾祥子教諭は「練習は裏切らないなと思った。100%出せたところもあったが会場にのまれた部分もあった。都大会より演奏は良かったし、エンターテイメント性も厚みを増していた。これから工夫次第で良くなると思うので、伸ばしていけたら」と話す。また早川功教諭も「地域貢献の意味でもマーチングは合うと思ったところから始まった。地域に根差した活動を目標にする中で、こういう形で実を結んだのは喜ばしい。今後も上を目指して花を開かせてほしい」と今後への意欲をみせた。
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