南多摩高次脳機能障害支援センター(八王子市)が主催する「高次脳機能障がい者支援でつながる 医療と福祉in多摩」が11月3日、総合福祉センター(南野)で開催された。
高次脳機能障害とは、交通事故や病気等の後、失語症や失行症、視覚失認症などの認知障害や、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害の症状のこと。今回の催しは、南多摩地域で高次脳機能障害者を支援する人たちをつなぎ、医療機関や地域の福祉作業所、当事者家族会といったメンバーが日頃から顔が見える関係を構築し、互いの支援内容を理解し合う環境をつくることを目的に開催。これまで町田市で開催されているが、多摩市では初となる。
第1回となった今回は、「今後情報交換会等を開き、支援体制を築くことができるように」と主旨説明を行った後、東京慈恵会医科大学第三病院リハビリテーション科の渡邉修教授が講演を実施。高次脳機能障害の症状や原因について説明した他、家族や地域がすべきことなどについて言及した。その後、市内を中心に活動する友の会「らーふ」のメンバーが、当事者がどのような生活を送っているかなどを紹介。その後行われた茶話会では、各支援機関等の活動紹介、参加者による交流などが行われた。
主催した同支援センターでは「病気で就労もできない人もいる。病気の理解を深めるとともに、地域で支援者がつながる活動をしていきたい」と話している。
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