12月4日〜10日の人権週間に合わせ、多摩市は12月6日、関戸公民館ヴィータホールで「人権のつどい」を開催した。
毎年、人権の大切さを知ってもらおうと開催しているこの催し。今年は、2部構成で行われ、会場には約150人が足を運んだ。
1部では「中学生からの人権メッセージ」と題し、今年度の全国中学生人権作文コンテストの都大会等で入選した7人の生徒が『障がい者への優しさ』『車椅子の祖父』『近所の絆』など、日常の家庭や学校、グループ活動、地域社会とのかかわりの中で得た体験などを通して、人権について考えたことを発表した。奨励賞を受賞した梅津風花さん(和田中学校2年)は、『祖父と祖母の終戦日』のテーマで、帰省した際に祖父母から空襲や疎開、玉音放送などの体験談を聞いた話をもとに平和の尊さや世界中が笑顔で暮らせる世の中をと訴えた。
「受け入れて、楽しむ」
2部では、スリランカ出身で、現在は羽衣国際大学で教鞭をとる傍らTVやラジオなどにも出演している、にしゃんたさんが「違いを楽しみ、力にかえる〜多文化共生”新”時代〜」と題し、講演を行った。講演の中で、にしゃんたさんは関西弁等を巧みに交え、ユーモアあふれる語り口で会場を笑いの渦に巻き込み、「違いに気づいたら、それを受け入れて自身がどう変わり、楽しむことができるか。目指すべきところは『共笑』」と言及し、催しは盛大のうちに幕を閉じた。
なお今回発表された中学生の作文は、1月23日(土)〜26日(火)に永山公民館で実施される「人権パネル展」で掲示される予定。
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