せいせき観光まちづくり会議(森田利夫代表)はこのほど、聖蹟桜ヶ丘周辺のまちあるきガイドを制作。現在、駅周辺の公共施設等で配布を行っている。
今回、制作したガイドは3種類。明治時代から昭和初期まで多摩川を渡る交通手段だった「一ノ宮渡し」の碑や、武州六大明神のひとつ「小野神社」など、古くから歴史に彩られた一ノ宮地区の8つのスポットを散策する「一ノ宮コース」(約2・125Km・約1時間5分)。元公爵・三条実美の別邸だった「対鷗荘公園」や、明治天皇の行幸を記念して作られた「旧多摩聖蹟記念館」など、平安時代から明治時代の息吹を感じることができる連光寺地区の6つのスポットをまわる「連光寺コース」(約2・125Km・約1時間5分)。鎌倉時代の戦の舞台となった「関戸古戦場」や、北条氏の家来で弓の名手だった「横溝八郎の墓」など、鎌倉時代からの歴史などを知ることができる関戸地区の8つのスポットを紹介する「関戸コース」(2・61Km・約1時間19分)の3種類となる。
これまでに、同団体では、聖蹟桜ヶ丘がモデル地とされている映画「耳をすませば」に関連したイベントやせいせき訪問スタンプなど、観光まちづくり、地域の活性化をめざし活動を行ってきた。同ガイドもそのひとつで、まちの魅力を再発見、再確認してもらいながらウォーキングで健康づくりの一環にとの思いから、公益信託まちづくりファンドの助成を受けて作られた。
「多摩市は他の街に比べて観光資源が少ない。健康づくりも兼ねて、貴重な資源を知りながら、街を散策してもらえれば」と森田代表は話している。
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