「多摩市明るい選挙推進員会」(橋本喜美江委員長)は3月9日、昨年度から多摩市選挙管理委員会と連携して取り組んでいる小学校での模擬投票授業、中学生への啓発授業の功績が認められ、総務省の外郭団体である「公益財団法人 明るい選挙推進協会」が実施する優良活動表彰事業で「優良活動賞」に選ばれた。同賞を受賞したのは、全国で7団体。
同財団は、平成18年度から「国民の投票参加ときれいな選挙の推進並びに政治意識の向上(明るい選挙の推進)」に取り組んでおり、その中で、他の模範とする活動を表彰し、その功績を称えると同時に、活動の前進、拡大を図ることを目的に、優良活動表彰事業を実施。全国で明るい選挙の推進に寄与している団体等を、優良活動賞と優良活動奨励賞として選出している。
「多摩市明るい選挙推進委員会」は、昨年度から多摩市選管と連携して、子どもたちに選挙の仕組みや投票の意義について知ってもらおうと、小・中学校で啓発事業に取り組んでいる。その中でも5つの小学校で行った模擬投票授業は、児童たちの身近な話題を通じて選挙への関心を高めてもらおうと「給食の食べ残しを減らす」ことをテーマに『給食大臣』を選ぶ設定で、委員メンバーがそれぞれ立候補者となり、演説を実施。それを聞いた児童が応援演説を行うといった事業で、児童、学校からも好評を博しているという。
そうした独創性や拡がりに即した活動の功績が認められて今回の受賞につながった。市選管の越智弘一事務局長は「委員の方々と選管が一体となってここまで活動を広げることができた。模擬投票は、お蔭様で好評をいただいているので、実施校を増やし、子どもたちの心に届くように授業の質をレベルアップさせていきたい」と抱負を語った。
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