多摩市では4月から、組織改正を行い、第五次総合計画第2期基本計画の取り組みのひとつに掲げている「健幸都市(スマートウェルネスシティ)・多摩の創造」を全庁横断的に推進するため、特別秘書として「健幸まちづくり政策監」を新たに設置。その政策監に、厚生労働省から派遣された安里賀奈子氏(39)が就任した。こうした政策監を設置する自治体は全国的にも珍しく、都内でも初だという。
政策監の役割は、「健幸都市」の実現を目指すため、「健康づくり無関心層」を含む、市民全体への健康づくり・介護予防、支援が必要な高齢者や障害者の地域生活を支援する横断的な相談・支援体制構築にあたることで、全庁的な推進役を担う。任期は2年。
就任した安里氏は、東京大学法学部を卒業後、2000年4月に厚労省に入省。健康局結核感染症課長補佐などを歴任し、今年3月までは医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全部水道課長補佐を担当していた。
阿部裕行多摩市長は、3月25日に開かれた定例会見で「超高齢化が進むこの多摩市で、スマートウェルネスシティや地域包括ケアシステムを進めるムーブメント、仕組みづくりを一緒につくっていってもらいたい」と期待を寄せた。
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