修学旅行で来日した中国の中学生が7月19日、多摩中学校を訪れ、国際交流を行った。
今回、同校を訪問したのは、甘粛省蘭州市にある西北師範大学第二付属中学校の中学1・2年生73人。修学旅行で来日し、サンリオピューロランドに訪れる際に、同社を通じて「同世代の学生たちと交流したい」と多摩市に申し出があったことから、市教委が多摩中学校に打診。同校が快諾し、訪問が決まった。
当日、入場してきた中国の学生たちを全校生徒約440人が中国の国旗を振りながら出迎え、お互いの校歌を披露し合い、英語で学校を紹介。中国の学生のスピーチを同校の生徒が通訳するなど、和やかな雰囲気で歓迎式典が行われた。式典後、剣道部となぎなた部がデモンストレーションを行い、小グループに分かれて折鶴の折り方を教えながら、英語や身振り手振りで会話を楽しんだ。
「ファンタスティック」
その後、中国の学生たちは授業を見学し、多摩中の生徒たちと一緒に給食を食べた後、地域支援本部が用意した”お祭り”を体験。地域の人たちと盆踊りを一緒に踊り、ヨーヨー釣りやスーパーボールすくいを楽しんだ。
日本の学校生活・伝統文化を体験した中国の学生は「日本は環境がとてもきれい。学生たちもフレンドリーでとてもハッピー。初めての体験が多くファンタスティックだった」と声を弾ませた。
一方、多摩中の生徒は「もっと交流ができる時間がほしかった。英語はしゃべれないけど、知っている単語を並べてなんとか会話をすることができた。英語が上手な子が多くて自分の技術不足を感じたので、またこうして交流できる機会があればもっと英語で会話ができるようになりたい」と振り返った。
同校の前島正明校長は「急に決まったことだったので十分に打ち合わせすることができなかったが、生徒たちはよくできていたと思う。良い交流になった」と話していた。
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