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多摩版 公開:2016年9月22日 エリアトップへ

シンガーソングライターとして多摩市平和派遣事業で歌を披露した カツルミさん 連光寺在住 36歳

公開:2016年9月22日

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音楽を誰かのために

 ○…多摩市平和派遣事業で今年、中学生6人が初めて被爆地・長崎を訪問。8月28日に行われた報告会で、故郷・長崎で歌われている『青い空は』やオリジナル曲の『戦下の花』を披露した。長崎出身者として、原爆の悲惨さ、平和の尊さを語り継いでいく使命があると感じる。「それが私には歌だった。みんなが笑顔でいられることが平和の証。そういう活動をしていきたいですね」と微笑む。

 ○…6歳でピアノを始め、13歳の頃から思春期の多感な気持ちを歌で表現するようになった。音大へ進学し、将来の進路に悩みながら訪れた教育実習が転機に。最終日に自作の歌を披露すると、それまで心を閉ざしていた子どもたちの見る目が変わった。「先生ではなくアーティストとしてみてくれたみたいで。歌は世代を問わず受入れられるのだと思った」。それからシンガーソングライターとしての道を歩み始めた。

 ○…地元で音楽活動を続け、27歳の時に「東京で挑戦したい」と上京。多くの人と出会い、楽曲提供、ミュージシャンのサポート、舞台音楽の製作アシスタントなど仕事の幅が広がっていった。結婚を機に多摩市に転居。妊娠した際に子宮頸がんを患っていたことがわかった。「死ぬかもと思った。今はもらったこの命を誰かのために役立てたい。それが音楽であり、私の使命だと感じた」。出産後「多摩市を元気にするイメージソング」の公募に、多摩に来た時に見た風景、思いをのせた『ここが僕の町』を応募。グランプリを受賞した。「今も色々なところで歌ってもらえて嬉しいです」

 ○…5歳になる愛娘を連れてライブで一緒に歌うことも。「会場を和ませてくれる。感性が良いので将来が楽しみですね」と母親の顔をのぞかせる。「子どもたちと一緒に曲を作ったり、校歌も手掛けてみたい。これからもこの大好きな多摩で歌い続けていきたいですね」。ママシンガーとしてこれからも歌を届けていく。
 

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