多摩演劇フェスティバル実行委員会(来住野裕樹実行委員長)と関戸公民館が共催する「第1回たまには芝居朗読まつり」が9月10日・11日の2日間、永山公民館ベルブホールで開催された。
多摩演劇フェスティバルは、市民と行政と民間が協力して、演劇を通じて、多摩市の文化芸術のまちづくりを模索、推進していこうと、2005年に実行委員会を結成しスタート。「たまには芝居」として、多摩市を拠点に活動する12の劇団が集まって、公民館を中心に演劇公演を行っている。現在は2カ月に1度、年間を通してリレー形式で各劇団が公演を行っており、スタンプラリーや特別企画公演、演劇ワークショップなどを実施している。
行間を感じて
今回、普段の演劇ではなく新しい試みとして、動きなし、セットなしの”声”だけで、またその”行間”を来場者に感じてもらおうと、初めて「朗読」を企画した。
2日間にわたって開催された今回の朗読まつりでは、同実行委員会に参加する28人が参加。芥川龍之介、太宰治などの名作や、劇団オリジナルの脚本をそれぞれが声だけでその作品の世界観を演出。会場を訪れた人たちを引き込んでいった。
自身も朗読に挑戦した来住野実行委員長は「普段の演劇と違って、手の動きや表情などに逃げることがなく声色だけで表現することは難しかったけど、おもしろかった。来場してくださった方も温かく見守ってくれた。今後もこうした朗読で表現する機会もぜひつくっていきたい」と、初めての試みを振り返り、今後に意欲を見せた。
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