多摩市社会福祉協議会(伊藤雅子会長、以下社協)は11月27日、総合福祉センターで市民や同協議会スタッフ、市職員ら78人が参加して「災害ボランティアセンター設置・運営訓練」を行った。
大規模災害が発生した際に被災地の支援ニーズの把握・整理を行い、支援活動を希望する個人や団体の受入調整、マッチング活動を行うために臨時で設置される「災害ボランティアセンター」。多摩市では、災害時に協定を結ぶ社協が市と協力して設置・運営にあたることになっている。
毎年行われている同訓練は、今年は3回にわけて行われ、10月14日に行われた第1回は「災害ボランティアセンターとは?」をテーマに、国士舘大学防災・救急救助総合研究所の永吉英記氏が役割などを講演。10月27日に行われた第2回は、スタッフ役、ボランティア役、被災者役に分かれて参加した43人が災害ボランティアセンターの運営ロールプレイングゲームを体験した。
「市民の協力が必要」
最終日となった今回は、実際に災害が発生したと仮定し、災害ボランティアセンターの立ち上げから2日目の運営の流れの確認が行われた。訓練は、総務班、ボランティア受付班、マッチング班など複数の班に分かれて、市内外から訪れたボランティアの登録、被災者からの必要な支援情報の収集、被災地の巡回など、本番さながらの緊迫した雰囲気の中で行われた。
今回の訓練を振り返って社協では「毎年開催しているこの訓練に今年も多くのボランティア、市民、関係者に参加していただいた。発災時は市民の皆さん協力が必要となるので、こうした講座や訓練を通じて、災害ボラセンのことを知ってもらい、いざという時に備えていければ」と話した。
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