多摩版 掲載号:2017年2月23日号
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多摩市認知症を劇で学ぶ市民が公演 事業説明も

社会

寸劇のリハーサル風景
寸劇のリハーサル風景
 65歳以上の高齢者のうち、4人にひとりが認知症、または認知症予備軍と言われている昨今。そこで多摩市では、認知症になっても住み慣れたまちで暮らしていくことができるようにと、「認知症になっても自分で自由に歩みたい」をテーマにした講座を3月4日(土)、午前10時〜11時30分、パルテノン多摩小ホールで開催する。当日は、今回のためだけに立ち上げた劇団による寸劇が披露され、現在、市と綜合警備保障(株)(ALSOK)で進めている「みまもりタグアプリ」の事業説明も劇中に盛り込まれる異色の劇となっている。

 脳の病気により、日常生活に支障が生じる程度にまで、記憶機能やその他の認知機能が低下した状態である「認知症」。特に高齢期においては、誰にでも起こり得る病気で、早期発見、早期治療によって、症状の進行が緩やかになると言われている。

 多摩市では、認知症の疑いがある人や、自ら受診に行くことが出来ない人を対象に、「認知症初期集中支援チーム」を結成し、訪問事業を行っている。また、認知症の進行に応じて、どのようなサービスや支援を受けることができるのかをまとめた「知って安心認知症 多摩市認知症ケアパス」を作成し、配布を行うなどの活動を行っている。そうした活動の一環として、認知症の人や、その家族・介護者の支援を目的に、定期的に認知症に関する情報発信を行うための講座「あしたの会」も実施している。

市長も劇団員で参加

 今回、開催する講座もそのひとつ。当日は、この日のためだけに、地域で活動している介護予防リーダーの人たちを中心に、劇団「イキ×III隊」を立ち上げ、寸劇を披露する。「認知症になっても自分で自由に歩みたい」をテーマに、市内でラーメン屋を営む60代夫婦の話を制作。夫が50代で認知症と診断され、自分らしくイキイキと暮らしていこうと奮闘するも、妻の悩みは多くなっている、という設定だ。

 劇には、阿部裕行多摩市長や、市内で高齢者医療を手掛ける「あいクリニック」の天本宏医師も出演し、「多摩市の認知症施策について」の説明や「認知症の医療について」の話を行う。また劇中では、現在、多摩市とALSOKで進めている見守り事業のひとつで、同社が開発した徘徊者の位置情報がわかるシステム「見守りタグアプリ」の説明も行われるという異色の劇となっている。

 市高齢支援課では「生き生きと活躍する認知症の人と、それを支援する仲間の姿を構成劇でお伝えする初めての試み。小型発信機の『みまもりタグアプリ』を活用し、高齢者の方を地域で見守る仕組みについても説明するので、ぜひご参加を」と呼びかけている。

 なお、同講座は参加無料。定員300人。聴講希望者は直接会場へ。問い合わせは市高齢支援課【電話】042・338・6846へ。

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