多摩市が主催する「多摩ニュータウン再生プロジェクトシンポジウム」が2月21日、パルテノン多摩で開催され、会場を訪れた市民らと多摩市ニュータウン再生推進会議の委員らが意見交換を行った。
4回目となる今回のシンポジウムでは、学識経験者や東京都、民間企業、多摩市、市民らで構成される「多摩市ニュータウン再生推進会議」の職務代理者で明星大学教授の西浦定継氏が昨年策定した「多摩市ニュータウン再生方針」について説明。「賃貸団地の再生」等のプロジェクトや、諏訪・永山地区のまちづくり計画の検討状況について紹介し「色々な手法を吟味しながら目標に向かって進んでいく。現段階でこう変わったという報告は難しいが、毎年こうして地道にやっていくことが大切」と話した。
また、(株)リクルート住まいカンパニーの「SUUMO」編集長・池本洋一氏による「SUUMO住みたい街ランキングからみる『選ばれる街』の条件」をテーマにした基調講演も行われた。池本氏は昨年のランキングを例に「交通・商業利便性」「再開発・洗練」「独自性」がある街が人気と紹介。今選ばれる街のトレンドにも触れ、いかに街の魅力を伝えるかとして「話題性をつくり、TVやネット、SNSで発信、拡散されることが大切」と語った。
その後、推進会議委員長で首都大学東京の学長・上野淳氏をコーディネーターに、池本氏、推進会議委員、阿部裕行多摩市長で座談会も行われた。それぞれに意見を語る中、会場からも「イベントが少ない」「魅力をどう発信していくか」「人的資源をどう活用していくか」などの意見も挙がった。
最後に、阿部市長は「魅力を外に発信していくことに注力し、いかにニュータウンに多摩市に来てもらうかを今後も皆さんと考えていきたい」と話していた。
多摩版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|