多摩版 掲載号:2017年3月9日号

多摩ふれ愛祭り

地域の「神輿(みこし)」集結 文化

市内初 誰もが担ぎ手に

「多くの人に担いでほしい」と多摩みこし会の井上会長
「多くの人に担いでほしい」と多摩みこし会の井上会長

 多摩市内の神輿が集まるイベント「多摩ふれ愛祭り」が3月19日(日)正午から、パルテノン多摩大階段下で開催される。「多摩センタースプリングフェスタ2017」の一環で行われる同企画。市内各地域で担がれてきた神輿6基、子ども神輿3基が一堂に会す初めての試み。主催する「多摩みこし会」の井上聖憲会長は「伝統ある神輿を多くの人に担いでもらえれば」と呼びかけている。

 事の始まりは約10年前。市内の神輿愛好会の青年有志が集まった時だった。「聖蹟桜ヶ丘をはじめとした既存地域の祭りを多摩市全域に広めたい。伝統文化を多くの青少年に継承し、多摩市民が一体となるイベントで地域貢献できないか」と話が出たという。

 そこで、思いついたのが「既存地域の神輿が一堂に会し、パレードを行う」という案だった。神輿の担ぎ手と市民が一体となり、郷土文化にふれ地元への愛着を育む―。その想いを胸に計画を進めていった。

 大人神輿を所有する神社の青年役員を中心に実行委員会を結成。定期的に集まり、市内初の「神輿パレード」の実現に向けて奔走した。そうした中で辿りついたのが「誰もが形式や服装などを気にせず自由に担ぎ手になれるイベント」だった。

 一方で、会場探し、日程については難航。多摩市に相談したところ、多摩センター地区連絡協議会を紹介してもらい、協議を重ねた結果、3月18日から20日まで開催する「多摩センタースプリングフェスタ」の中で、開催することが決まった。

服装自由誰でも担いでOK

 当日は、大人神輿6基、子ども神輿3基が集結する他、お囃子や太鼓の団体なども参加し、パルテノン多摩大階段下はお祭りムード一色になる予定。

 正午から太鼓の演奏でスタートし、子ども神輿が渡御。開祭式を挟んだ後、大人神輿が渡御し、プロの担ぎ手によるパフォーマンスも予定されている。

神輿は年齢・性別を問わず誰でも担ぐことができ、パレードへの参加も可。服装は自由。参加費は無料。

 今回のイベントのために市内の神輿会が集まって結成された「多摩みこし会」の井上聖憲会長は「計画が動き出してから約10年。ようやく実を結んだ。誰でも参加でき、服装が自由で地域の神輿を担ぐことができるイベントは近隣でも珍しいと思う。ぜひ参加して楽しんでもらえれば」と呼びかけている。

 重ねて「今回だけで終わりではなく、伝統文化の継承、市民が一体となるイベントとして今後も継続していきたい」と意欲を見せている。
 

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