多摩版 掲載号:2017年3月9日号

朗読サークル「みなづき会」を主宰する

加藤 邦子さん

豊ヶ丘在住 78歳

活動の源は「好奇心」

 ○…菊池寛や森鴎外、平岩弓枝といった作家の名作や絵本、エッセイなどの読み聞かせを大人を対象に、毎月第3日曜に永山団地商店会の一角にある「わいわいショップ」で開催している。高齢化が進む団地で賑わい創出のためにメンバーと共に昨年6月から行ってきた。次回は3月19日午後1時からを予定。「何を読むかは当日のお楽しみ。数人でも来てくれれば嬉しいですね」と笑顔で語る。

 〇…1976年に多摩ニュータウンに転居。各地から引っ越してきた人たちばかりで、まだ地域コミュニティが広がっていない時代。知り合いの医師から地域をつなげる活動ができないかと相談を受けた。そこで誰もができるものをと思案し、近くの公園で毎朝ラジオ体操を始めた。次第に子どもから高齢者まで地域住民の顔が繋がっていった。「最初は義務感でやっていたけど多くの友達ができた。今でも感謝されるんです」と微笑む。これをきっかけに自身の地域活動も広がった。

 ○…仲間とボランティア団体を立ち上げ、地域の独居高齢者宅を訪問し、誕生日を祝う活動を始めた。満足に食事も摂れていない状況を目の当たりにし、老人ホームの協力を得て配送事業へと発展。行政を動かすことになった。また知人の青年海外協力隊の紹介でテロや窮乏にあえぐスリランカの支援にも奔走。得意の洋裁の技術を活かしてバザーなどで作品を販売し資金を得て、現地で職業訓練学校や保育園の建設をサポートした。なぜそこまでボランティアに力を入れるのか。「家族は迷惑だったでしょうね。でも頼まれると断れない性格なので」と苦笑い。

 ○…これまでのボランティア活動が認められ、このほど社会福祉協議会から表彰された。今は朗読サークルが活動の中心。「10年経っても心に残る読み方ができるようになりたい。そのためには練習ですね」。好奇心の塊という性格で、これからも地域に広がる活動は続いていく。

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