多摩版 掲載号:2017年4月20日号
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「多摩みこし会」の会長を務める井上 聖憲(しょうけん)さん関戸在住 55歳

お祭りで地域の活性化を

 ○…市内の神輿が一堂に会するイベント「多摩ふれ愛まつり」を3月19日に開催し、好評を博した。長年地元で担がれてきた大人神輿6基、子ども神輿3基が集まり、市民参加型のパレードを行う初の試みを企画。「もっと多くの人たちに参加してもらいたかったという点で消化不良の部分がある」としながらも、「『良かった』『成功』と皆さんに評価してもらえて良かった」と胸を撫で下ろす。

 ○…地元の伝統ある神輿を、次代を担う青少年に継承し多摩市民が一体となるイベントを実施しようと仲間と共に10年程前に発案。先輩たちから「難しい」と言われていた中で「諦めたら終わり」と各神輿会の総代が集まる会合に自ら赴き、参加を呼び掛けて回った。関係機関にも協力を仰いだ結果、念願かなって今回実現に至った。「神輿の世界は仲間意識が強い。違う法被を着た人たちの輪を見た時にこれまでの苦労が報われましたね」と笑顔で語る。

 ○…地元で生まれ育ち、幼い頃から祖母に連れられて行った祭りで神輿を見て憧れを抱いていた。「粋じゃないですか。担いでいる大人が格好良くみえてね」。20代前半の頃に、誘われて関戸睦会に入会。9年前からは5代目会長を務め、70人のメンバーをまとめる。神輿を担ぐことが好きなメンバーが集まる。だから参加を強制することはしない。兄貴分としてメンバーから人生相談を受けることもしばしば。「いい仲間に恵まれた。先輩たちにお世話になったので、伝統を継承しながら自分にできることをこれからもやっていきたい」と白い歯をみせる。

 ○…都心で働き、休みの日にはバイクで寺社巡りをするのが趣味。定年後はバイクでお遍路に行くことを密かに計画中だ。「祭りでみんなをつないでいきたい。これで終わりにせず次回もやりたい。街の活性化の起爆剤になれれば」。地元を愛し、多摩に住む人たちが好きな”お祭り男”。これからも街を盛り上げていく。

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