昨年4月に宅配大手のヤマトホールディングス(株)と、独立行政法人都市再生機構(UR)、多摩市が連携して、永山・貝取の両団地商店街の一角に開設された地域コミュニティ拠点「ネコサポステーション」。3者協働の全国でも稀有な取り組みとして注目を集めている同施設は、開設からまもなく1周年が経過。運営するヤマト運輸(株)の渡辺桂祐支店長に現況を聞いた。
記念の感謝イベントも
「ネコサポステーション」は、同社だけでなく他社の荷物を集約する「一括配送」の他、近隣住民への「買物代行」「家事代行」サービスを展開。地域情報の発信拠点としての役割も担っている。「少しずつ認知度も高まり、お蔭様で来店者、利用者数も増え、リピート率も高くなってきています。ご高齢の方だけでなく、若い方、お子様連れで来店していただく機会も増えています」と話す渡辺支店長。
そうした取り組みの中で注力しているのが、地域参加型のイベントの開催だ。中部地域包括支援センターと連携して認知症カフェ(ネコサポカフェ)を開設する他、手芸教室やマジックショーなど地域住民やNPO等の団体が主体となった教室やイベントを定期的に開催。「地域の皆様との接点、地域の皆様同士のコミュニティができつつあります。今後もこうしたイベントを開きながらコンテンツを増やしていくことで施設を知ってもらい、コミュニティが広がっていければ」と笑顔で話す。
4月29日(土)には貝取、5月13日(土)には永山で1周年の記念イベントも開催する予定だ。「今後は少し離れた地域の方にも施設を知っていただけるようにアプローチしていきたい。これからも地域の方々との信頼関係を築き、施設やサービスを知ってもらいながら、地域の活性化に貢献していきたいですね」と渡辺支店長は今後の抱負を語った。
同施設への問い合わせは【フリーダイヤル】0120・545425、携帯・PHSからは【電話】0570・051054へ。
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