市立青陵中学校で5月11日、キャリア教育の一環として「ドリームマップ授業」が行われた。
同授業は、一般社団法人ドリームマップ普及協会が全国の小中学校などで行っている事業で、経済産業省の起業家教育促進事業に採択されて以来、「夢をえがく力」「夢を信じる力」「夢を伝える力」を育むことを目的として実施している。肯定的な自己分析を行い、「将来のなりたい自分像」をドリームマップに描き発表する過程で、周囲からの受容を得ることで自己に対するイメージアップ、実現に向けた発展的行動を起こすことを狙いとしている。
同校では、5年前から同協会の協力を得て、1年生の時に同授業を実施しており、今回も3クラスと特別支援学級の生徒たちが体験。自分の特徴や、隣の席の人とお互いの好きな所を言い合うなどのワークショップを行った後、マップの作成を開始。画用紙の中心に自分が設定した年齢時点での夢を描き、なりたい自分や自分が欲しいものなどを、雑誌やパンフレットなどの切り抜きを使って製作していった。終了後には、グループで発表を行い、聞いた人たちが「頑張れ」と応援した。
授業を体験した生徒は「マップを作るのは楽しかった。皆から自分の夢を応援してもらえて自分の夢に自信が持てて嬉しかった」と振り返り、学年主任の湯澤悠祐教諭は「自分のことや将来のことについて、講師の先生との対話で広げ深める様子が見られた。今後の可能性ある人生にとって貴重な時間になったのでは」と話していた。
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